大気海洋研究所内には様々な共同利用実験設備があり、所内の研究者だけでなく外部の研究者も、所定の手続きを経て利用することができます。外部の方（学内他部局を含む）のご利用に関しては詳しくは 研究所ウェブサイトの共同利用のページ をご参照ください。
私の研究室では共同利用施設のうち、安定同位体比や栄養塩の分析を行う装置とそれが設置されている実験室（生物地球化学実験室・４階467号室）のお世話をしています。ここではこれらの設備の利用のために必要となる情報を提供します。
それ以外の共同利用可能な設備については 研究所陸上研究推進室のウェブサイト をご覧ください。
利用の手続き
研究所内の方：
あらかじめ陸上研究推進室にユーザー登録をして頂く必要があります。登録の申請方法については 陸上研究推進室（所内限定）にお問い合わせください。また、毎年５月頃にユーザー説明会を実施していますので、御都合の付く方はご参加ください。
研究所外の方：
大気海洋研究所の外来研究員、学際連携研究員、もしくは臨時共同利用研究員になって頂く必要があります。この際、大海研所属の常勤の教員１名を受入対応者として指定してください。実際に来所される際には、原則として受入対応者の研究室に滞在していただくことになります。
外来研究員と学際連携研究員の申請は毎年10〜11月に次年度分を受け付けます。詳細は研究所ウェブサイトの 共同利用の案内 をご参照ください。また公募に間に合わなかった方のために、臨時共同利用申請を随時受け付けていますので、必要な方はご相談下さい。
生物地球化学実験室の設備の利用をご希望の場合は、申込書の最後にある施設リストの中から、「総合クリーン実験施設・生物地球化学系」にチェックを入れて提出してください。
- 宿泊の必要がある場合はキャンパス内の柏ゲストハウスを利用することができます。こちらのサイトから利用者ご自身で予約を申し込むことができますが、受入可否の判断に当たって柏キャンパスに所属する受入対応者の確認が求められますので、必ず受入対応者に連絡を入れた上で予約を申し込んでください。ゲストハウスが満室の場合でも近隣に民営・公営の宿泊施設がありますので、受入研究対応者にご相談下さい。
- 冷蔵または冷凍状態で保管するサンプル・試薬などを事前に送付する必要がある場合は、研究所２階の低温室でお預かりすることができます。ご希望の際は受入対応者に御連絡ください。ただし低温室での保管期間は原則として最長１ヶ月と定められています。
利用できる分析装置類
共同利用実験室・生物地球化学実験室に設置されている主要な設備は以下の通りです。
なお、一部の装置・備品は特定プロジェクトの管理下にあり、原則として各プロジェクトの関係者の利用が優先となりますのでご注意ください。
栄養塩等の一般分析装置（467A, 467C室）
- 栄養塩自動分析装置 AACS-II ── 一般分析用（主にケイ素）
- 栄養塩自動分析装置 AACS-III ── 高精度分析用
- 栄養塩自動分析装置 QuAAtro ── 一般分析用
- 栄養塩自動分析装置 SWAAT ── 航海試料専用
► オートアナライザー操作法のページへ（所内のみ） - クロロフィル用蛍光光度計 Turner Design 10AU
- クロロフィル用蛍光光度計 Turner Design Trilogy
- 分光光度計 Shimadzu UV-1800
- 分光蛍光光度計 JASCO FP-8500（EEM測定対応）
- CHN コーダー FLASH 2000
- 超純水製造器 Milli-Q
同位体分析関連装置（467A, 467B室）
- 安定同位体比質量分析計 FLASH 2000/FLASH EA/ConFlo IV/DELTA V
- 安定同位体比質量分析計 FLASH HT/GC IsoLink/ConFlo IV/DELTA V
► 同位体比質量分析計専用ページへ（所内のみ） - CRDS 式水同位体比アナライザー
► 簡易マニュアル（所内のみ） - 同位体試料分取用PDA検出器付き高速液体クロマトグラフ
- 分析天秤・精密天秤
- リアクター等作成用ドラフトチャンバー
- 加圧型液体窒素タンク（PTVインジェクター用）
- 試料処理用ホットプレート・マッフル炉等
- 同位体分析試料用ディープフリーザー
粒子・細胞分析装置類（467A, 467B室）
- フローサイトメーター BD FASCCalibur
- 顕微FTIR Thermo NICOLET iN10 MX（ATRアタッチメント付き）
- 比表面積・細孔分布測定装置 BELSORP mini II
最終更新日：2022年11月11日