外部資金事業に比べると小規模ですが、学内資金や各種施設共同利用の機会等を利用してゆるやかな共同研究を随時行っています。外部資金プロジェクトは私の専門的知識を信頼されて任されるものですから自分の専門領域から逸脱できませんし、様々なノルマや拘束がありますが、資金に縛られない共同研究では自由度が高く、時にはそれまでの研究領域とは異なる分野にも挑戦できます。後々、新しいプロジェクトに発展するポテンシャルもあります。

以下に最近実施した共同研究の例をいくつか挙げます(カッコ内は共同研究者)。

  • 大規模な地震に伴う地下水の酸素同位体比異常(分析化学分野/佐野先生)
  • 海洋中層モード水の酸素・水素安定同位体比、溶存全炭酸の炭素安定同位体比(東北大学/高柳栄子さん、フィリピン大学/McGlone教授)
  • カキ養殖水域の微生物相に及ぼす海草藻場の効果(水産研究・教育機構/浜口昌巳さん、堀正和さん)
  • 大槌湾のアマモ場の懸濁物・沈降粒子に関する調査(沿岸センター/福田秀樹さん)
  • 盗葉緑体生物や寄生生物の炭素・窒素安定同位体比(奈良女子大学/遊佐陽一さん)
  • 海洋酸性化に耐性のあるサンゴとその耐性メカニズム(フィリピン大学/McGlone教授、琉球大学/栗原晴子さん)
  • 薄明帯サンゴ礁の生息環境(香港科学技術大学/Alex Wyattさん、Scripps海洋研究所/Jim Leichter教授、港湾空港技術研究所/桑江朝比呂さん)

最終更新日:2020年9月22日