2月20日から3月3日にかけて、白鳳丸を用いた観測航海が行われました。オミクロン株が猛威を振るう中、自主隔離、pcr検査など、必要な感染予防対策を講じて、航海が行われています。
本航海の主な目的は、リニューアルした白鳳丸の性能を最大限に活用するために、新装された観測機器の性能確認や、観測作業を習熟することです。乗船研究者29名が、採水、懸濁粒子の採取、乱流計などセンサーを用いた物理観測、ニューストンネットを用いたプランクトン、マイクロプラスチックの採取などを行い、作業手順を確認しました。
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大量採水器を使った採水。およそ1トンの海水が1度に採水できます。
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簡易テントの中にクリーンなエアーを流し、採水器から海水を分取する。分取した海水中の微量金属元素を分析する。
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CTD Tow-yo観測の様子。フレームに複数の測器を取り付けて、船を走らせながら海中で測器を上げ下げする。